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枝野幸男立憲民主党代表との関係は?


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■巻頭リポート


安倍政権の「受け皿」がない不幸
民進・希望「合併」も“古色蒼然”?

■民進党と希望の党は再統合して「新党」を結成する方向で合意した。関連する
政党名をどれだけの人が理解できるか。選挙目当てで労組と組む保守って何だ?

 安倍晋三内閣が窮地に立たされている。森友学園を巡っては公文書の改ざんを財務省が認める前代未聞の不祥事に発展。加計学園では元首相秘書官が愛媛県の職員に「首相案件」だと発言していた記録が発見されるなど、安倍首相のT関与Uを印象付ける事態になっている。内閣支持率は大きく低下、安倍首相の足下が揺らいでいる。ところが、その安倍内閣が崩壊した場合の「受け皿」が見当たらないのだ──。

            ◇

安倍政権への不信は
支持政党なしへ


 安倍内閣の現状は、従来なら「政権末期症状」というところだ。それなのに野党は、昨年秋の衆議院総選挙で民主党が事実上分裂して以降、まとまりに欠け、安倍政権への対抗軸になっていない。かといって、自民党内にも安倍内閣の跡を襲う勢力も生まれてこない。北朝鮮問題など外交でも問題が山積し、国内経済もデフレ脱却に向けた正念場に差し掛かっている、まさに「内憂外患」の状況だ。そんな中で、政権を担う「受け皿」が見えない現状は、日本にとってまさに不幸である。
 安倍内閣の支持率が大きく低下している。NNN(日本テレビ)が4月15〜16日に実施した世論調査では、内閣支持率が26.7七%と、前回の30.3%から3.6ポイント低下した。30%を割ったのは2012年末の第2次安倍内閣発足以来、初めてのことだ。4月16日に朝日新聞が行った世論調査でも支持率は31%にとどまり、3月の調査と並んで、政権発足以来最低を記録した。朝日の調査では不支持率が52%と五割を超えたのが目を引いた。
 比較的穏健な数字になるNHKの政治意識月例調査でも、4月には「支持」と「不支持」が逆転。支持率は38%、不支持率は45%となった。NHKの調査では2017年7月の支持率35%を下回っておらず、過去最低ではない。昨年七月はいわゆる共謀罪を規定したテロ等準備罪の法案審議のほか、森友・加計問題、防衛省の南スーダン日報問題など不祥事が追及されていた。
 NHKの調査で目を引くのは、政党支持率である。安倍内閣の支持率が下がっている一方で、野党の支持率がほとんど上がらないのだ。
 野党第1党の立憲民主党の支持率は8.5%と、3月の10.2%から1.7ポイントも低下。希望の党の支持率も3月の0.6%から4月は0.3%に下がっている。参議院を中心とする民進党は1.4%と前月より0.2ポイント上昇。共産党も2.6%から2.9%になったが、いずれも大幅な上昇とは言い難い。
 結局、増えているのは「支持政党なし」のいわゆる無党派層で、39.2%になっている。また、自民党も大きく支持を減らしているわけではない。4月の自民党への支持率は35.4%と、前月に比べれば0.9ポイント低下しているが、昨年七月の30.7%に比べればまだまだ高いのだ。
 安倍内閣は支持しないものの、他に支持するところがない、というのが国民の率直な反応なのである。

立憲民主の勝利は
民主党色を消したから


 そんな中、民進党と希望の党は再統合して「新党」を結成する方向で合意した。民進党は昨年の衆議院総選挙前に当時の前原誠司代表が事実上の「解党」を決断、勢いがあるとみられた小池百合子・東京都知事を旗頭にする「希望の党」に、民進党衆議院議員の多くが「鞍替え」して立候補した。
 小池氏から受け入れを拒否された格好になった枝野幸男氏らは独自に「立憲民主党」を設立。希望の党から出馬できなかった議員の多くは立憲民主に移った。また、民進党の大物議員の多くが「無所属」で立候補した。
 周知の通り、小池人気が失速したことで希望の党は選挙で苦戦。立憲民主党が野党第一党になった。これを見た参議院所属の民進党議員の多くは希望の党に移らず、民進党として活動している。もともと1つだった政党が、民進党、希望の党、立憲民主党、無所属と4つの勢力に分かれてしまったのである。
 選挙後、民進党の代表になった大塚耕平参議院議員は、立憲民主と希望に「再統合」を呼び掛けたが、立憲民主はこれに応じず、希望は「新党」設立に乗ったわけだ。
 新党が国民の支持を得られるかどうか。最大の焦点は「民主党色」を消せるかどうかだ。民主党政権の崩壊から五年半近くになるが、まだまだ国民の民主党政権時代への拒否反応は強い。民進党も民主党の「解党的出直し」を掲げて2016年に生まれたが、結局、多くの有権者からは「看板を掛け替えただけ」と見なされ、支持を集めることができなかった。
 立憲民主党が選挙で大勝したのは、その民進党から「拒絶」されたことで、民主党色を消すことに成功したからだ。実際には民主党の主流派に近い人たちが所属しているにもかかわらず、「新党」色を出すことができたのである。
 民進党と希望の党がつくる新党が、これを達成できるかどうか。
(以下、本誌をご覧ください)
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