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前原氏の扱いも注目される


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■巻頭リポート


自民党との合流もささやかれる
「希望の党」に希望はあるか――

■玉木雄一郎氏が新代表に決まったことで「希望の党」は色合いが固まりつつある。
保守色だ。だが、それで党勢が拡大し、次の選挙に勝てるまでに成長できるのか――

 希望の党は11月14日、玉木雄一郎代表が率いる新執行部を発足させた。同じ日に、小池百合子東京都知事が共同代表をあっさり辞任し、「小池新党」だったはずの希望の党は「民進党右派」が看板を掛け替えたような、ぬえ的な政党になった。民進党の影を引きずり、「風見鶏」の烙印を押された希望の党の議員たちは、自らの将来に希望を見出すことができるのか。
            ◇

小池知事への恩義を
無碍にはできない


 10月22日の総選挙で、民進党の前職議員89人のうち、希望の党に移って立候補したのは52人。前原誠司代表(当時)の決断だったとはいえ、労働組合の支援を受けるリベラル政党だったはずの民進党から、いきなり自民党の安倍晋三執行部よりも右派ではないかと思われる小池氏率いる希望の党への合流に、有権者の反発は強かった。
「小池さんのおかげで当選できたんだろう、という声も支援者の中にはあるんですよ」──。新執行部のメンバーになった民進党出身議員は言う。
 選挙戦を戦った民進党前職議員には猛烈な逆風が吹き、民主党政権で国土交通相を務めた馬淵澄夫氏や、内閣官房副長官だった松野頼久氏らベテラン議員も落選した。それでも新執行部は小池氏に恩義を感じ、無碍にはできない、というのだ。さっさと辞任した小池氏を三顧の礼で特別顧問に据えている。希望の党はあくまで小池色を残そうとしているようだ。
 NHKが行った政治意識月例調査では、10月の衆院選時の調査で4.8%だった希望の党の政党支持率は11月に3.2%に下落した。調査期間は11月10日から12日で、代表選で玉木氏が当選した11日を挟んでいる。しかし、小池氏が代表を辞任する前の時点である。
 3.2%という支持率は、民進党分裂前の9月の6.7%にはるかに及ばず、公明党の5.2%にも届かない。共産党の3.1%とほぼ肩を並べる水準だ。もはや自民党の対抗軸どころか、小政党としての支持しか得られない存在になっていることを示している。

立憲民主人気を
やっかむベテラン


 一方で、民進党から離れて希望の党には行かなかった枝野幸男氏らが立ち上げた立憲民主党は、選挙時は4.4%の支持率だったが、11月は9.6%に急上昇した。総選挙で民進党前職の15人が全員当選するなど55議席を獲得して野党第1党に躍り出た。9.6%という支持率は民進党結党直後の2016年4月の9.1%を上回っている。
 小池氏の「排除」によって民進党の左派が「純化」され、烏合の衆といわれた民進党時代のイメージを払拭することに成功した。たまたま小池氏に排除された人たちが仕方なく設立しただけという批判もあるが、結果的には国民の支持を得たことになる。
「いや、立憲民主は今がピークですよ」と、希望の党の別のベテラン議員はやっかみ半分に言う。民進党は党勢が弱まるにつれ、労働組合の支援を得た左派議員の影響力が強くなった。「左派が仕切っていた民進党は最悪だった」と維新から合流した議員も言う。
 民進党結党時に代表についた岡田克也氏は、幹事長に枝野氏を据えたほか、代表代行に就けた長妻昭氏に経済政策の立案などを任せるなど、左派色の強い執行体制を敷いた。選挙での共産党との連携を深める戦術には、民進党右派から根強い反発が出た。16年7月の参議院選挙では、安倍晋三首相の「(自民・公明・維新・こころなどの)改憲勢力に2/3を取らせたい」という点を争点に選挙戦を戦ったが、結局、2/3獲得を阻止できなかった。
 16年9月の代表選挙には敗戦の責任を取った岡田氏は立候補せず、蓮舫氏、前原氏、玉木氏の3人が立候補した。蓮舫氏が選ばれると幹事長に野田佳彦・元首相を据え、代表代行に細野豪志氏ら、政調会長に大串博志氏を就けた。蓮舫体制が蓮舫氏の二重国籍問題などで立ち往生、このままでは選挙は戦えないという声が強まると、蓮舫氏は辞任を表明、前原氏にバトンを引き継いだ。
 民進党は右派と左派の間の溝が埋めきれない事態に陥っていたと見ていい。だからこそ、安倍首相の突然の解散総選挙に直面して、実質的に民進党を解党する決断を前原氏は下したわけだ。

保守色が強い
新執行部


 希望の党に話を戻そう。
 代表選挙では玉木氏と大串氏が争ったが、玉木氏は右派の主張を全面に出した右派純化路線を主張したのに対して、大串氏はリベラル回帰路線を主張、民進党勢力の結集を主張した。
 旧民進党勢力は、立憲民主党と希望の党に分かれたほか、無所属で戦って選挙戦を勝ち抜いた前職もいる。岡田氏や野田氏といった大物議員も、小池代表(当時)に排除された結果、希望の党に移れず無所属での立候補を余儀なくされた。無所属だったことで、希望の党に吹いた逆風にはさらされず、結果的には当選者を多く出した。彼らが今後どうなるかが焦点だ。
(以下、本誌をご覧ください)
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